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熊襲(くまそ)

「古事記」「日本書紀」に登場する古代の南九州の地名,またはその地域の居住者の称。「古事記」では熊曾,「日本書紀」では熊襲,肥後・筑前などの風土記逸文では球磨囎唹と書く。語源については,クマ地方(肥後国球磨郡。熊本県人吉盆地)とソオ地方(大隅国囎唹郡。鹿児島県国分平野を中心とする一帯,曾国ともされる)の並称とする説と,ソ=ソオに,獰猛(ねいもう)の意の「クマ」の語を冠したとする説がある。「古事記」の大八島国成段に筑紫島の四面の一つに熊曾国がみえる。「日本書紀」の景行天皇征西説話では襲国と同一のものとされ,記紀では景行天皇・日本武尊・神功皇后らによって征討されたことになっている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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