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口入(くにゅう)

(1)言葉をさしはさんだり干渉したりすること。人事や政策,裁判に関して,本来関係すべきでない立場の人物が口を出すのをいうことが多い。「建武式目」にも,「権貴ならびに女性・禅律僧の口入を止めらるべきこと」とある。(2)口添えすること。金銭や土地の売買,荘園の役職を仲介・斡旋すること。鎌倉時代に幕府が荘園の役職につく人物を推薦・斡旋することがあり,その土地を関東御口入地(ごくにゅうち)とよんだ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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