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国役普請(くにやくぶしん)

江戸幕府が国郡を単位とし,同一の基準で人足や費用を徴して行った大規模な土木工事。江戸前期に摂津・河内両国や美濃国の治水制度として成立。1720年(享保5)幕府は諸国の堤川除普請について,国持大名または20万石以上の大名は従来どおり自普請とし,それ以下の領主で自力の普請が困難な場合は幕府主導の国役普請とすることを令し,24年に15カ条の施行細則を発布。国役指定河川と適用規定額,国役賦課国を定め,普請費用が規定額に相当するとき国役普請となった。しかし幕府の立替金が増加して32年に中断。58年(宝暦8)再開されたが,1811年(文化8)万石以上の出願を停止した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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