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国博士(くにはかせ)

「日本書紀」皇極4年(645)6月14日条で,僧旻(みん)と高向玄理(たかむこのげんり)が任じられた官職。大化2年(646)9月に小徳高向博士黒麻呂(玄理)を新羅(しらぎ)に派遣し,同3年博士小徳高向黒麻呂が帰朝したとする記事の博士,同5年2月の博士である高向玄理と旻に詔して八省・百官をおかせたとする記事の博士は,みな国博士と同じもので,改新政府のブレーン的な役割を担っていたと考えられるが,記事の信憑性も含めて明らかでない点が多い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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