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供菜人(ぐさいにん)

供祭人とも。神社に供菜を調進することを職能とした人々。供菜とは神社への供え物だが,供菜人の貢進物は魚介類であり,その実態は神社の所領である御厨(みくりや)などに属する漁民であった。代表的なものとして,鴨社領摂津国長洲(ながす)御厨の供菜人があげられる。供菜人は,貢進義務の代償としてさまざまな特権を与えられ,商業活動も活発に行うようになった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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