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満州重工業開発会社(まんしゅうじゅうこうぎょうかいはつがいしゃ)

満州国の経済開発の中枢に位置した国策的投資会社。満業と略称。関東軍の満州産業開発5カ年計画(1937~41)に応じて,日産コンツェルン本社(日本産業)は満州に移転,1937年(昭和12)12月に改組のうえ満州国法人の満州重工業開発会社として発足。当初資本金4億5000万円は,日産が半分,残りは満州国政府が引き受けた。本社は新京(長春を改称)。鉄鋼・石炭・軽金属・自動車・航空機など,軍需関連部門の傘下企業に重点的に投融資を行い,45年には傘下35社,投融資総額41億円に及んだが,第2次大戦後に閉鎖。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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