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満韓交換論(まんかんこうかんろん)

日露戦争前に主張された対満州・朝鮮政策に関する構想の一つ。日清戦争後日本の朝鮮における立場は後退し,ロシアの進出が顕著となったため,ロシアの満州支配を認めるかわりに日本の朝鮮支配を認めさせるという日露協商の構想が唱えられ,これが当時満韓交換論とよばれた。西・ローゼン協定に反映されたが,加藤高明など日本に不利益として反対する者も多く,日英同盟が調印されると姿を消した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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