1. 用語
  2. 日本史 -ま-
  3. 曲直瀬道三(まなせどうさん)

曲直瀬道三(まなせどうさん)

生没 1507.9.18~94.1.4 戦国期~織豊期の医師。堀部親真の子という。名は正慶(まさよし)または正盛,字は一渓・道三。雖知苦斎(すいちくさい)・翠竹院・亨徳院と号す。京都生れ。下野国の足利学校に学び,この地で田代三喜(さんき)の門に入り,京都に帰って還俗し医を開業。将軍足利義輝の病を癒し,細川晴元・正親町(おおぎまち)天皇からも厚遇された。京都に日本初の医学校啓迪(けいてき)院を創設。三喜からうけた明の新しい李朱医学をさらに親試実験して医療の実際に用い,1574年(天正2)医書「啓迪集」を著した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう