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大夫(まえつきみ)

古代,有力豪族の政治的地位をさした称号。6~7世紀においては,臣(おみ)・連(むらじ)姓をもつ畿内の有力豪族に与えられ,天皇への奏上や勅命下達,重要政務の合議を行った。推古朝の冠位十二階で大小の徳冠を与えられた階層にほぼ相当。律令制の形成とともに,大夫層は五位以上の位階を与えられる貴族官人に拡大・再編され,以後,大夫は五位以上ないし五位の官人の通称となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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