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目付(めつけ)

江戸幕府の職名。おもに監察にあたる者をいった。1617年(元和3)頃設置。人数は,はじめ不定。1732年(享保17)10人(十人目付),幕末期には30人に増員された。若年寄支配。老中や若年寄の耳目として,旗本・御家人の監察を任としたが,その他江戸城内の巡察,消防の監視,将軍の供奉,評定所出座,法令伝達,願書などの評議,勝手掛,日記掛,町方掛,幕末期には外国掛,海防掛など,職掌は多岐にわたった。藩により同様の制度を用いたところもある。老中の耳目となって諸大名を監察する職制として大目付がおかれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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