日本最初の資本主義的な恐慌。第1次企業勃興により鉄道・紡績などで多くの会社が誕生したが,1889年(明治22)夏以降,それらの会社の資本金払込の集中に加えて,米凶作にともなう米取引の繁忙により資金需要が急増したことから,金融が逼迫(ひっぱく)した。91年初めまで逼迫は続き,この間多くの新設会社が破綻した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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