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三輪山(みわやま)

美和山・御諸山(みもろやま)・三諸山とも。奈良県桜井市にある山。標高467m。秀麗な円錐形の山容で,西麓に鎮座する大神(おおみわ)神社の神体山。「延喜式」神名帳に大神大物主(おおものぬし)神社とあるように祭神は大物主神で,孝霊天皇の皇女倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)命(「日本書紀」)あるいは活玉依毘売(いくたまよりひめ)(「古事記」)を妻にしたといい,その子で三輪君(みわのきみ)の始祖の大田田根子(たねこ)が祭ったと伝える。大己貴(おおなむち)神の幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)が大三輪神であるともいう。三輪山山麓一帯は三輪の山本とよばれる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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