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三善清行(みよしのきよゆき)

生没 847~918.12.7 「きよつら」とも。平安前期の学者・官人。幼名は文雄。字は三耀・居逸。善相公とも称した。氏吉の子。母は佐伯氏。873年(貞観15)文章生(もんじょうしょう)。翌年,巨勢文雄(こせのふみお)の推薦で文章得業生(とくごうしょう)に選ばれた。881年(元慶5)方略試で不第とされたが,2年後に改判で丁第とされ官途につく。887年(仁和3)従五位下。その後,大内記・備中介・文章博士(はかせ)・大学頭などを歴任。この間「革命勘文」を奏上し,辛酉革命説にもとづき改元を求めて容れられ,901年(昌泰4)7月,延喜と改元された。905年「延喜格式」編纂員に任じられた。914年従四位上・式部大輔となり,醍醐天皇の諮問に答えて政治改革を説いた「意見十二箇条」を上奏。917年参議となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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