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名例律(みょうれいりつ)

日本律の一編目。大宝律・養老律ともに存在。唐律を継受したもの。日本律全12編中の第1編で,律全体の総則的規定を定めた最重要の編目。主刑としての五罪,減刑としての例減,換刑としての贖(しょく)や官当,付加刑としての除免を定め,八虐(はちぎゃく)・六議(ろくぎ)・併合罪・共犯・連坐などの重要原則を定めている。大宝名例律は全条散佚し逸文を伝えるのみ。養老名例律は前半を伝え,後半は散佚。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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