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美作国(みまさかのくに)

山陽道の国。現在の岡山県北東部。「延喜式」の等級は上国。713年(和銅6)備前国から英多(あいだ)・勝田・苫田(とまた)・久米・大庭(おおんば)・真島の6郡を割いて立国した。863年(貞観5)苫田郡を東西にわけて苫東(とまひんがし)・苫西(とまにし)郡とし,7郡となる。国府は苫東郡(現,津山市),国分寺・国分尼寺は勝田郡(現,津山市)におかれた。一宮は中山神社(現,津山市)。「和名抄」所載田数は1万1021町余。「延喜式」では調に絹・帛・糸のほか鍬・鉄がある。播磨国から当国をへて山陰道の因幡国に至る道があり,日本海方面と結んだ。鎌倉時代には初期を除き北条氏が守護を独占した。室町時代には赤松氏・山名氏が守護となり,戦国期の争乱をへて宇喜多氏の領国となる。江戸時代は当初森氏の津山藩が一国支配したが,のち幕領,他国の藩領も多くなる。1871年(明治4)の廃藩置県ののち北条県となり,76年岡山県に合併された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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