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壬生忠岑(みぶのただみね)

生没年不詳。平安前・中期の歌人。三十六歌仙の1人。安綱の子。子に忠見(ただみ)。卑官に終始したが,歌人として「寛平后宮歌合(きさいのみやうたあわせ)」などの歌合や屏風歌で活躍した。「古今集」撰者の1人。「大井川行幸和歌」には紀貫之(つらゆき)とは別に序を書いた。「古今集」以下の勅撰集に80余首入集。家集「忠岑集」。なお序文に945年(天慶8)の忠岑の著とある歌論書「和歌体十種」は,後人による偽書とする説が強い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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