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源高明(みなもとのたかあきら)

生没 914~982.12.16 西宮左大臣とも。平安中期の公卿。醍醐天皇皇子。母は更衣(こうい)で源唱(となう)の女周子。920年(延喜20)源朝臣を賜り臣籍降下。939年(天慶2)参議。時に正四位下。大蔵卿・右衛門督を歴任。946年従三位。翌年(天暦元)4月権中納言。948年中納言に転じ,左衛門督・検非違使(けびいし)別当を兼任。953年大納言。その後,中宮大夫・左近衛大将などを兼任。966年(康保3)右大臣。時に従二位。翌年10月正二位,12月左大臣。969年(安和2)安和の変により大宰権帥に左遷される。972年(天禄3)帰京し,封戸を賜った。「西宮記(さいきゅうき)」を編述。家集「西宮左大臣御集」。「源氏物語」の光君のモデルとする説がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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