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三菱銀行(みつびしぎんこう)

三菱財閥の銀行。起源は1880年(明治13)に郵便汽船三菱会社が設立した三菱為換(かわせ)店である。93年に開業した三菱合資会社は,為換店および傘下の第百十九国立銀行の業務を引き継いで95年10月に三菱合資会社銀行部を開業。1919年(大正8)8月に三菱銀行が創立され,銀行部の業務を継承。以後三菱財閥の重工業化にともない大規模な産業金融を展開した。数次の合併をへて43年(昭和18)には第百銀行を合併,預金の大幅な増強に成功した。48年に千代田銀行と改称したが53年再び三菱銀行に復し,三菱系企業の戦後復興・結束強化の中心となる。96年(平成8)4月東京銀行と合併して東京三菱銀行となり,さらに2006年にはUFJ銀行と合併し,三菱東京UFJ銀行となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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