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三越(みつこし)

三井の越後屋呉服店を前身とする代表的百貨店。幕末期以来不振だったので,明治期以後家政整理の必要からたびたび所有関係を変更,1904年(明治37)三井の直系事業から分離・独立し,デパートメント・ストアを標榜して資本金50万円の株式会社三越呉服店が設立された。創設の中心人物は専務取締役についた日比翁助(ひびおうすけ)。三越の百貨店化は都市での有力呉服店の百貨店化の先駆となった。28年(昭和3)店名から呉服店をとり,株式会社三越となった。2008年(平成20)伊勢丹と合併して三越伊勢丹ホールディングズとなる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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