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文覚(もんがく)

生没 1139~1203.7.21 荒聖人とも。平安末~鎌倉初期の僧。俗名遠藤盛遠(もりとお)。もとは摂津渡辺党に属する武士。出家して神護寺再興を志し,1173年(承安3)後白河上皇に寄付を強訴(ごうそ)して伊豆に配流された。同地で源頼朝と親交を結び,平家追討を促したと伝える。平家滅亡前後から源頼朝・後白河上皇の庇護をうけ,空海ゆかりの神護寺・東寺・西寺・高野大塔などを修復。頼朝没後は後鳥羽上皇に忌避され,佐渡ついで対馬に流罪となり,配流途上で客死。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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