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牧谿(もっけい)

生没年不詳。中国の南宋末期に活躍した禅僧・画家。法名は法常。没年は1270年代と推定。蜀(四川省)生れ。無準師範(ぶじゅんしはん)を師とし,西湖六通寺の開山と伝えられ,画は殷済川(いんせいせん)に学んだという記録がある。牧谿の粗放な用筆の水墨画は,鎌倉時代以来日本で高く評価され,とくに長谷川等伯(とうはく)の水墨画に与えた影響は大きい。代表作「瀟湘(しょうしょう)八景図巻断簡」「観音猿鶴図」(国宝)「蜆子和尚図」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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