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毛利輝元(もうりてるもと)

生没 1553.1.22~1625.4.27 戦国末~近世初期の武将。隆元の長男。安芸国郡山城生れ。1563年(永禄6)父の急死により家督相続,祖父元就(もとなり)に後見された。元就没後は叔父吉川(きっかわ)元春・小早川隆景の補佐で,東中国の経略につとめた。76年(天正4)には,前将軍足利義昭を奉じて織田氏と対抗,石山本願寺救援などに戦果をあげるが,82年備中国高松城で交戦中の豊臣秀吉と和睦。豊臣政権下で四国攻め・九州攻めの先鋒をつとめた。91年,秀吉から112万石の知行目録をうけ,朝鮮出兵に従う。97年(慶長2)豊臣家の五大老に列し,関ケ原の戦では西軍盟主とみなされ,戦後周防・長門2国に減封,隠居して家督を秀就(ひでなり)に譲る。1609年萩に築城して移り,以後も実質的に藩政をつかさどった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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