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村上天皇(むらかみてんのう)

生没 926.6.2~967.5.25 在位946.4.20~967.5.25 醍醐天皇の第14皇子。名は成明(なりあきら)。母は藤原基経の女穏子。保明(やすあきら)親王・朱雀(すざく)天皇は同母兄である。保明とその子慶頼が死去し,朱雀にも男子がなかったため,944年(天慶7)皇太子に立った。2年後,朱雀の譲位をうけて践祚。950年(天暦4)藤原安子(師輔(もろすけ)の女)に男子(冷泉天皇)が生まれると,これを皇太子に立てた。関白藤原忠平・同師輔らに補佐されたが,その治世は「天暦の治」とよばれ,醍醐天皇の「延喜の治」とともに聖代とみなされた。日記「村上天皇宸記」。儀式書「清涼記」も村上の著作と伝えられる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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