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宗良親王(むねよししんのう)

生没 1311~85.8.10? 「むねなが」とも。後醍醐天皇の皇子。母は二条為世の女為子。幼くして妙法院に入室,法名尊澄。1330年(元徳2)天台座主となる。翌年元弘の乱で挙兵したが失敗し,讃岐国へ流された。幕府滅亡後帰京し天台座主に復したが,足利尊氏が離反すると還俗し宗良と称した。38年(暦応元・延元3)北畠親房(ちかふさ)らとともに伊勢から海路東国下向を試みたが遭難。遠江・越後・信濃などを転々としたのち,52年(文和元・正平7)後村上天皇から征夷大将軍に任じられた。南朝君臣の詠歌を編集した「新葉和歌集」を撰進。家集「李花集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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