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武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)

江戸初期に成立した茶道三千家(さんせんけ)の一つ。千利休の孫宗旦(そうたん)の次男一翁宗守(いちおうそうしゅ)を開祖とする。他家に入っていた宗守が,表裏両千家に遅れて京都武者小路に官休庵を建て,千家に復したことに始まる。宗守は高松藩松平家茶頭(さどう)にもなり,以後代々同家に出仕。5世一啜斎(いっとつさい)宗守の頃を最盛期とし,一時衰退したが9世愈好斎(ゆこうさい)のときに再盛。現11世不徹斎宗守に継ぐ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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