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奈良国立博物館(ならこくりつはくぶつかん)

独立行政法人国立文化財機構に属する国立博物館。奈良市登大路町にある。奈良を中心とする仏教美術を収集・保管,多くの社寺などの文化財も寄託されている。1889年(明治22)古文化財の宝庫である奈良の文化財保護を主目的に帝国奈良博物館として設立,95年開館。1900年東京・京都の帝国博物館とともに改称され奈良帝室博物館となる。47年(昭和22)国立博物館奈良分館となり,52年8月奈良国立博物館として独立。2001年(平成13)に独立行政法人国立博物館,07年に独立行政法人国立文化財機構の博物館となった。旧本館のなら仏像館(片山東熊(とうくま)設計,重文)・青銅器館・東新館・西新館のほかに仏教美術資料研究センター(関野貞(ただし)設計,重文)・文化財保存修理所を設置している。毎年秋には正倉院展を開催。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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