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浪花節(なにわぶし)

浪曲・ちょんがれ節とも。近代の大衆芸能の一つ。関西ではうかれ節ともいわれた。1人で演じ,語りの部分と三味線にあわせて低音で詠う部分からなる。起源は江戸時代にさかのぼるが,明治期になって関西地方で大流行したため浪花節とよばれるようになり,他の地方でも流行した。物語の内容は勧善懲悪が主である。著名な浪曲師に明治期の京山小円,大正・昭和期の初代広沢虎造らがいる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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