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名護屋(なごや)

佐賀県唐津市鎮西町にある地。東松浦(まつうら)半島にあり,名護屋浦が湾入。中世には名護屋氏が領有。1591年(天正19)から豊臣秀吉が朝鮮出兵の兵站基地として築城した。当時のようすを伝えるものに,伝狩野光信筆の「肥前名護屋城図屏風」がある。古来の朝鮮半島との交流がうかがわれ,1993年(平成5)開館の県立名護屋城博物館は朝鮮半島の国々と日本との間の歴史的変遷・交流を,両国の協力によって明らかにする,日本で唯一の博物館である。城跡は国特別史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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