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中岡慎太郎(なかおかしんたろう)

生没 1838.4.-~67.11.17 幕末期の志士。土佐国の大庄屋の長男。20歳の頃高知に,さらに江戸に遊学。藩命により水戸・松代を歴遊し,1861年(文久元)藩主山内豊信(とよしげ)に随伴して帰国し,土佐勤王党に加入した。62年上洛し尊攘運動を展開。京都での尊攘運動弾圧時には脱藩して三条実美(さねとみ)ら尊攘派公卿に従って長州に入り,長州の尊攘派を指導した。坂本竜馬の海援隊に対し,京都で陸援隊を組織する。政局の推移のなかで,薩長連合の必要を痛感し,竜馬とともに実現させた。武力倒幕をめざしたが,67年(慶応3)竜馬とともに京都近江屋で見廻組に襲われ,死亡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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