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永井尚志(ながいなおゆき)

生没 1816.11.-~91.7.1 名は「なおむね」とも。幕末期の幕臣。父は三河国奥殿藩主松平乗尹(のりただ)。永井家の養子。長崎目付から1855年(安政2)長崎海軍伝習所総督となり,軍艦操練所監督・外国奉行・軍艦奉行を歴任したが井伊直弼政権で左遷。64年(元治元)大目付となり,京都政局で活躍。長州戦争で萩藩側との交渉にあたる。67年(慶応3)若年寄格となり,大政奉還の上表文を起草。鳥羽・伏見の戦後江戸へ脱出,榎本武揚らと行動をともにした。降伏後,開拓使用掛・左院少議官・元老院権大書記官などを勤め,76年(明治9)隠居。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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