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念仏講(ねんぶつこう)

念仏を行う信者の集会。時代や講を構成する主体により目的や実態が違う。10世紀末に始まる比叡山横川(よかわ)の首楞厳院(しゅりょうごんいん)二十五三昧会(にじゅうござんまいえ)に起源をもつとされる。阿弥陀の念仏による往生や結衆(けっしゅ)の葬送に関するきまりをもち,これら根本結衆のほか外縁に結縁衆を含んでいた。やがて民間にも普及し,葬儀や祭祀にかかわる講として展開し,講員同士の相互扶助の性格もあわせもつようになった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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