1. 用語
  2. 日本史 -ね-
  3. 年季売(ねんきうり)

年季売(ねんきうり)

年紀売・年期売とも。中世,一定の契約期間の終了後に対象物件を売主に返却することを特約した売買。とくに東国や九州では一般的な売買形態である。その期間は数年から数十年と多様だが,代価は契約期間内にその物件から得られる収入にみあった額となる。こうした売買形態の背景には,強固な本主権,すなわち開発者の土地に対する強い権利があったと考えられる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう