1. 用語
  2. 日本史 -に-
  3. 人参座(にんじんざ)

人参座(にんじんざ)

江戸時代に設けられた薬用人参の専売機関。薬種のなかでも薬効が高く需要の多い人参は特別に扱われた。対馬国府中藩は独占的に輸入する朝鮮人参を江戸屋敷や大坂蔵屋敷で販売し,1673年(延宝元)一時的に江戸で人参座が開設された。長崎貿易の輸入品であった唐人参については,1735年(享保20)江戸の長崎屋源右衛門が唐人参座を許可され,1860年(万延元)まで存続した。また幕府は種を頒布して国産化を奨励し,生産が増加した和人参(お種人参)の販売促進のため1763年(宝暦13)江戸に人参座を設置し,明和・安永頃には下売人が任命された。87年(天明7)座を廃止して人参製法所をおき直接販売した。京都・大坂でもこの時期に人参売弘会所が設置された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう