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二六新報(にろくしんぽう)

1893年(明治26)10月26日,秋山定輔(ていすけ)が東京で創刊した日刊紙。1年余で経営難のため休刊。1900年2月8日復刊後は社会問題に重点をおいた大衆紙に脱皮,三井財閥への攻撃,吉原遊女の自由廃業支援,労働者大懇親会の開催,日露講和条約反対などを展開,政府の弾圧をうけた。一時期「東京二六新報」「世界新聞」などと改題したが結局復題し,太平洋戦争中の新聞統合で40年(昭和15)9月廃刊。最盛期の発行部数約15万部。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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