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日本労農党(にほんろうのうとう)

昭和初期の中間派無産政党。左派が主導権を握った労働農民党から右派が脱退して社会民衆党を結成した後,中間派の麻生久・三輪寿壮(じゅそう)らが脱退して1926年(大正15)12月9日に結成。書記長三輪,のち麻生。対支非干渉運動,治安維持法改悪反対運動などを行う一方,無産政党合同を働きかけ,28年(昭和3)12月7党合同により日本大衆党を結成。日労系とよばれる人脈は以後も中間派無産政党の中心となり,第2次大戦後の日本社会党まで続いた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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