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日本民主党(にほんみんしゅとう)

第2次大戦後の政党。1954年(昭和29)11月,自由党内の鳩山派・岸派と日本自由党・改進党が合同し,保守勢力中の反吉田茂勢力を結集して成立。総裁鳩山一郎,幹事長岸信介。日本民主党結成によって第5次吉田内閣は総辞職し,かわって鳩山内閣が同年12月に成立した。鳩山内閣は自主外交を掲げて対ソ国交回復・自衛力増強・憲法改正に取り組んだ。翌年2月の総選挙で第1党(185議席)となるが,政権を安定させるには至らなかった。他方では,再軍備反対・護憲を旗印とする左右社会党の統一の動きをうけて,財界の強い要請を背景に保守合同が進められ,55年11月に自由党と合同し,自由民主党が結成された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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