日本・ビルマ平和条約(にほん・ビルマへいわじょうやく)
1954年(昭和29)11月5日に調印された「日本国とビルマ連邦との間の平和条約」。ビルマ(現,ミャンマー)はおもに賠償問題に不満をもち,サンフランシスコ講和会議に参加しなかったが,この条約によって日本との戦争状態が正式に終結した。全10条。おもな内容は,役務・生産物による2億ドルの賠償と,5000万ドルの経済協力の10年間にわたる提供であり,経済関係を中心とした戦後の両国関係構築の基礎となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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