日本ハリストス正教会(にほんハリストスせいきょうかい)
1861年(文久元)箱館に来たロシア正教会の修道司祭ニコライによって形成された。ニコライは70年ロシアで日本伝道会社を設立し,禁制の高札撤去に先立って72年(明治5)東京神田駿河台に本部をおき布教を開始した。91年東京復活大聖堂(ニコライ堂)を建設。ニコライ没後は府主教T.セルギーが後継者。ロシア革命後,モスクワ総主教庁と断絶状態にあったが,現在はその祝福をうけ「自治教会」となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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