1. 用語
  2. 日本史 -に-
  3. 日本農民組合(にほんのうみんくみあい)

日本農民組合(にほんのうみんくみあい)

略称は日農。�@日本最初の全国的農民組織。1922年(大正11)4月9日に杉山元治郎を組合長として結成。頻発する小作争議を指導して組織の拡大をはたしたが,25年の普通選挙法成立を契機に無産政党結成問題がおこると,26年4月に右派が全日本農民組合同盟を結成して分裂し(第1次),27年(昭和2)3月には中間派が全日本農民組合を結成して再分裂した(第2次)。28年5月27日に全日本農民組合と再び合同して全国農民組合を結成。�A第2次大戦後の全国的単一農民組織。1946年(昭和21)2月に須永好を会長として結成。農地改革の進展に対応した農民運動を広範に展開したが,組織対立も激しく47年7月に右派が全国農民組合を結成して分裂。49年4月には共産党の組織活動をめぐって主体性派と統一派に分裂した。両派は57年9月に日本農民組合全国連合会を結成して統一を回復し,58年3月24日には全国農民組合などと合同して全日本農民組合連合会を結成。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう