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日本憲法見込案(にほんけんぽうみこみあん)

明治前期の私擬憲法。高知の自由民権派の立志社が1881年(明治14)に作成。植木枝盛(えもり)の日本国国憲案と同系統のもの。思想・言論・出版・集会・結社・通信の自由や正当防衛の権利など広範な国民の権利と自由を認めている。国会は一院制で,法律・租税の議定や,宣戦・講和の権限の掌握など権限は大きい。国帝は行政長官で陸海軍の都督とされ,行政事務を親裁するが,「叛逆重罪ニ因テ其位ヲ失ス」と規定されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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