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日本学士院(にほんがくしいん)

学術上の功績の大きい学者を優遇するための学界最高の栄誉機関。文部科学省に設置された特別機関で,学術奨励のための事業を行う。1879年(明治12)明治政府が欧米のアカデミーにならう機関として設立した東京学士会院に始まる。1906年組織規模を拡充して帝国学士院に改組。47年(昭和22)日本学士院と改称。49年新たに発足した日本学術会議に付置される栄誉機関となり,機能は制約された。56年同会議から分離独立し,国際学士院連合に加盟し,国際協力事業を遂行するとともに,各国アカデミーとの個別の学術交流を行っている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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