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日本海海戦(にほんかいかいせん)

1905年(明治38)5月27・28日の日露戦争での最大の海戦。前年10月バルト海のリバウ軍港を出発したロシアのバルチック艦隊(ロジェストウェンスキー司令長官)は,1万8000カイリを遠征して5月27日対馬海峡に達した。日本連合艦隊(東郷平八郎司令長官)はロシア艦隊の進路を対馬海峡と想定していたが的中,2日間の激しい砲撃戦の末ロシア艦隊に壊滅的な打撃を与えた。ロシア艦隊38隻のうちウラジオストクに入ったのは4隻だけであった。ロシア艦隊は長途の遠征に補給・士気の面で苦しめられ,日本艦隊は訓練豊富で優勢であった。この海戦での日本の圧倒的勝利が講和問題を具体化させた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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