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日新館(にっしんかん)

陸奥国会津藩の藩校。従来の学問所稽古堂を発展・解消して,1788年(天明8)から追手前大町通りに建設,99年(寛政11)に命名。規模・内容が整備されたのは享和・文化期で,経費は年5000石で運営。武術,朱子学を主流とする漢学のほか,和学・神道・算法・習字・習礼・天文・医学・洋学の学科が設けられ,藩士子弟は入学が義務づけられた。中央に聖堂,その門の東西に東・西両塾を配置して内容別に教授し,他に講釈所・文庫・武芸稽古所を設置。教科書の刊行も行われた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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