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日親(にっしん)

生没 1407~88.9.17 室町時代の日蓮宗の僧。上総国生れ。はじめ中山門流に属したが,その厳格な折伏(しゃくぶく)主義のため破門される。1437年(永享9)上洛して本法寺を建立。「立正治国論」を著し,命令に背いて将軍足利義教に改宗をせまる諫暁(かんぎょう)を再度行おうとしたため逮捕され,「なべかむり日親」の名の由来となるきびしい拷問をうけた。義教の死でゆるされる。弾圧中に破壊された本法寺を再建。その肖像はのち庶民の攘災招福の信仰対象となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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