日光奉行(にっこうぶぎょう)
江戸幕府の職名。遠国奉行の一つ。日光山の警衛と東照宮の祭祀,日光町の行政・裁判をとり行い,上野・下野両国の公事訴訟も扱った。1700年(元禄13)新置。それまでは3代将軍徳川家光の近臣梶定良が,数十年日光御宮番を勤めていた。定員は2人。はじめは半年交代,のち1年交代で日光に勤務した。34年(享保19)に制定された役高は2000石。役料500俵。老中支配。芙蓉間席。従五位下。配下に支配組頭・吟味役・御殿番などが属した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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