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日教組(にっきょうそ)

日本教職員組合の略称。1947年(昭和22)6月に結成された都道府県単位の教職員組合の全国連合体。第2次大戦後,分立して設立されていた教職員の労働組合の間で,2・1スト準備中に協力の気運が高まり,組織合同して発足。51年に「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを掲げ,50年代のいわゆる逆コースのもとで,54年の教育二法反対闘争,56年の任命制教育委員会反対闘争,57・58年の勤務評定反対闘争など,政府の文教政策と対立する姿勢を強めた。一貫して総評内部の有力組合としての位置を占めたが,総評解散後,連合への加盟により分裂し,左派は91年全教(全日本教職員組合)を設立した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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