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日韓会談(にっかんかいだん)

1951年(昭和26)の予備会談に始まり,65年の日韓基本条約の締結に至る日韓国交正常化のための交渉。1952年2月の第1次会談から基本関係,在日韓国人の法的地位,財産請求権,船舶,漁業などの議論を開始したが交渉は難航し,53年の久保田貫一郎代表の発言で中断。58年からの第4次会談も李承晩政権の崩壊で中断。61年5月の朴正熙政権成立後に第6次会談を再開。同年11月の東京での池田首相・朴会談で早期妥結に意見一致をみ,62年10月の大平外相・金鍾泌(きんしょうひつ)会談で有償3億ドル・無償2億ドルの経済協力を行うことで急速に妥結に向かい,64~65年の第7次会談で日韓基本条約の妥結をみた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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