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日米安全保障条約(にちべいあんぜんほしょうじょうやく)

1951年(昭和26)9月8日,サンフランシスコ講和条約と同時に調印,翌年4月28日発効。略して安保条約。前文と5条からなり,有効期間は定めない。第1条で,米軍が極東平和・安全を維持するため日本本土の基地を使用することを認めた。これは,在日米軍の地位を具体的に定めた日米行政協定の内容とあわせて,占領期からの継続の色あいが濃かった。また,前文で日本の自衛力増強を期待しているが,自衛力漸増とともにより対等な内容の条約に改正すべきだという要求が強まり,60年1月19日,日米相互協力及び安全保障条約が署名された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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