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日独伊三国同盟(にちどくいさんごくどうめい)

1940年(昭和15)9月27日,3国間に締結された軍事同盟。39年8月の独ソ不可侵条約締結による防共協定強化交渉の挫折後,日独関係は冷却したが,ドイツの対仏戦の勝利をみた日本の親独派は再びドイツへの接近を図った。ドイツ側はシュターマー特使を派遣,オット駐日大使を交えて松岡洋右(ようすけ)外相と軍事同盟締結問題を交渉,ベルリンで条約が調印された。「欧州戦争マタハ日支紛争ニ参入シオラザル一国」に加盟国が攻撃された場合の軍事援助義務を定めることで(条約第3条),アメリカの参戦抑止を企図したが,アメリカの態度は硬化し,三国同盟は戦争拡大への一因となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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