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日像(にちぞう)

生没 1269~1342.11.13 鎌倉後期の日蓮宗の僧。京都妙顕寺の開祖。肥後房・肥後阿闍梨(あじゃり)と号す。四条門流派祖。出自は下総国の平賀氏。日朗に師事,のち日蓮の弟子となり経一丸の名を得て,本尊を授けられる。1293年(永仁元)日蓮の遺命により京都布教を決行。上洛後,京都の有力町衆を信徒としたが,比叡山などの圧力をうける。その間,1321年(元亨元)妙顕寺を今小路に開創。以後,後醍醐天皇の京都還幸を祈り,北朝光厳(こうごん)上皇の祈祷も行い,公武の信仰を集めた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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